Linked Open Data チャレンジ Japan 2016 ビジュアライゼーション部門 最優秀賞 受賞

先日発表された「LODチャレンジ2016」(Linked Open Data チャレンジ Japan 2016)のビジュアライゼーション部門で最優秀賞を受賞しました。LODチャレンジは、新たなデータづくり、データ公開、データ共有の仕掛けやオープンデータ活用のアイディア、アプリケーションなどを募集しているイベントです。実行委員会は有志のみなさんの組織です。

2017年3月11日に東京大学で開催された授賞式シンポジウムには、残念ながら参加できませんでしたが、後日たいへん立派な賞状を送っていただきました。「可視化法学」でアイディア部門最優秀賞を受賞された芝尾幸一郎さんはIAMAS時代からの友人でお会いたかったです。

受賞した作品「bibliomaps ビブリオマップ神戸版」は、地名にまつわる文芸作品を地図にマッピングし、地名が登場する前後の文脈を原稿用紙風にビジュアライズした鑑賞型のWebアプリケーションです。文学館の展示のように、作家が生きていた時代や場所、執筆風景を想像できるように工夫しました。昨年開催された神戸市とバルセロナ市の国際連携ワークショップ「WORLD DATA VIZ CHALLENGE 2016」の参加をきっかけに制作したものです。まだ粗削りなので、ブラッシュアップしたいなとおもっています。

賞状に書かれていたコメントをご紹介します。

オープンで良質な日本語のテキストである青空文庫を対象にして、地名を軸に構築したデータを趣のある作品としてまとめている点が素晴らしいです。オープンデータの活用という観点と、強く印象に残るビジュアルという観点の両方において高く評価いたしました。
さらにDBpedia Japaneseなど他のオープンデータと繋いで別の文脈を可視化するなどの発展性も期待できます。


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