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2014/7/2(水) FD研修会「教員および地域住民ファシリテーター養成に向けて」を開催しました

2014年7月2日(水)、札幌市立大学芸術の森キャンパスで全学FD研修会「教員および地域住民ファシリテーター養成に向けて」を開催しました。教職員29人が参加しました。

この研修会は、札幌市立大学地(知)の拠点(COC)事業の活動の一環として、教職員向けに実施したものです。COCでは、地域のみなさんと交流する拠点を開設されます。2015年度、札幌市南区にできる札幌市立大学の新しいキャンパス「SCUまちの学校」がその拠点で、新しい建物ではなく、閉校した真駒内緑小学校の一部を再利用します。この「SCUまちの学校」では、大学教員による公開講座や授業公開(SCUまちの教室)、地域の住民が講師になる講座(SCUまちの先生)、人々が集い語りあえるコミュニティカフェ(SCUまちの談話室)などが予定されています。

まちの学校では、教員が活動のコーディネートをしたり、地域住民の方がワークショップのファシリテーターをつとめることが想定されます。そこで、この研修会では、ファシリテーションの基本的な知識や技能を習得し、地域住民ファシリテーターの養成に関する議論をおこなうことを目的としました。

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講師としてお招きしたのは、西上ありささんです。西上さんは、コミュニティデザイナー山崎亮さん率いるデザイン事務所studio-Lの創設メンバーのお一人です。西上さんとは、札幌に来るまえの広島県福山市の中心市街地活性化をかんがえるワークショップでお会いしました。このワークショップではじまったまちづくり活動「フクノワ」はいまも続いています。

レクチャーでは、福島県猪苗代町の「はじまりの美術館」の事例など、COC事業に関連する話題提供をいただきました。研修会のあと、西上さんから、コミュニティデザインでは以前の公衆衛生や都市計画の考え方を参照されていることから、デザインと看護の2学部からなる本学の取り組みには期待しているというメッセージをいただきました。

研修会は、対話、質問を考えるグループディスカッションなどを交えたもので、いつものFD研修会よりもインタラクティブなものになりました。西上さん、ありがとうございました。

データビジュアライゼーションをはじめるためのフリーのツール・情報源20選

お知らせ (2015年9月30日)
日経ビッグデータ発行の『データプレゼンテーションの教科書』(2014年12月発売)の記事「データビジュアライゼーションのためのフリーツール厳選20」(P.102~105)において、本記事の翻訳文が盗用され、改変の過程で誤訳が生じていました。詳しくは下記リンクをご参照ください。
 『データプレゼンテーションの教科書』(日経BPムック)についてお詫びと訂正(日経BP社サイト)

この記事はThe top 20 data visualisation toolsの原著者許諾済みの日本語訳です。

Brian Sudaが、データをクリーンアップし、すてきなビジュアライゼーションを作成する20のツールと学習情報を紹介します。

Original Article by Brian Suda.
Translated by Tatsuo Sugimoto.

この記事では、フリーで入手しやすいチップスとツールに焦点をあてています。この分野では多くのすばらしい有料のツールが知られていて、私もそれらのツールを利用しています。しかしこの分野の入門者が、何をはじめるのかよくわからないまま、高価なソフトウェアを購入するのは現実的ではありません。ここでは、Webや印刷物向けに美しいデータビジュアライゼーションを作成するのに役立つツールと情報源をくわしく紹介していきます。

データセットを洗い出して組み合わせるデータジャーナリズムから、装飾的にデザインされたインフォグラフィック・スタイルのポスターまで、どのジャンルでもうまく成果を上げるにはツールとオーディエンスの理解が不可欠です。この記事では、新しい情報に目を向け、さらにスキルを磨くための適切な指針を示します。

もくじ

クリーンアップ

データセットを扱っている人はみな口を揃えて、データセットを使えるフォーマットにするためのクリーニング作業に多大の時間を費やしていると言うでしょう! 典型的なクリーンアップ作業は、乱雑なエクセルファイルの数値を再整形したり、略語を広げたり縮めたりして、きちんと整理された列群へと変換するといったことです。たとえば、「UK」、「U.K.」、「United Kingdom」は、どれも同じ値を異なるやり方で表記したものです。そこでデータを「クリーニング」することで、これから紹介するツールを利用したワークフローで一貫性をもって使える情報にするのです。

この大変な作業を軽減するツール群がこれまでに多く作られています。もしこの分野へ進んでいくのなら、データをクリーンアップするのに役立つツールを知っておくことが、あなたの平静を保てる唯一の方法です。PDFからデーターベースにコピーペーストするのに時間を費やすことほど最悪なことはありませんからね。これから紹介するいくつかのツールは、あなたの仕事を大変にすることなくスマートにしてくれます。

Data Wrangler

Data Wranglerは、乱雑なデータセットを貼り付けると、データをクリーンにするための数ステップを経て動作し、お気に入りのツールで動かすのにより適切なフォーマットでダウンロードできるWebベースのツールです。開発したスタンフォード大学のデータビジュアライゼーションチームは、データ抽出の新技術においてたいへん優秀なチームです。

[訳注]
現在Data Wranglerは、研究プロジェクト期間を完了し積極的なサポートが打ち切られています。開発チームメンバーは、Trifactaというベンチャー企業に移籍しています。また、スタンフォード大学のデータビジュアライゼーションチームは、ワシントン大学のインタラクティブデータラボへ移動しました。

Data Wrangler

Open Refine

Open Refineは、Google Refineのリブランドです。Data Wranglerと同じく、Open Refineもデータを使えるフォーマットにクリーニングしますが、Open RefineはオンラインではなくローカルのPCで動作するという違いがあります。データの機密を保持したい場合、Open Refineを使えば解決できます。

この2つのツールは、扱いにくいデータをクリーンアップするだけでなく、不正なデータポイントを検出して知らせてくれます。コンマやピリオド、数値から3桁分のゼロを追加したり削除したりする単位記号の欠落などです。たとえば、100,000 と 100K は同じ値ですが表記が異なります。こうした異常値には、より詳しく調査できるようにフラグがつけられます。

また、これらのツールは、NASA と N.A.S.A. のようによく知られた略語を統一しようとします。こうした機能は、結果を分析するさいに時間を大幅に節約してくれます。

Open Refine

Tabula

Tabulaは、扱いにくいPDFファイルからCSVデータを抽出してくれる新しいプロジェクトです。Tabulaは、データを抽出したいエリアを選択するだけで、抽出した結果をプレビューできCSVファイルとして返すシンプルなインタフェースをもっています。とても簡単です! リンク先に、できることを示したすばらしいデモがありますが、自分の書類を処理するには自前のサーバが必要になります。

[訳注]
Tabulaは、公式サイトからWindows/Mac/Linux版をダウンロードできます。

政府機関はますますデータを公開するよう迫られていて、しぶしぶPDFファイルで公開しています。PDFファイルはマシンにとってアクセスしやすい書類ではないため、PDFファイルからデータを抽出する多くのよくできたツールが同時に発展しています。ここには、データクリーニング技術の専門家になる巨大なチャンスがあります。この技術は、数年前には存在さえしていなかった数多くの領域のひとつであり、現在とても求められているスキルなのです。

Tabula

D3

前回の記事では、チャート作成ツールとしてD3を紹介しました。D3は、シンプルなチャートやグラフをつくるにはやや複雑なところがありますが、より簡単につくることができるD3用の追加ライブラリをいくつか紹介します。

NVD3

NVD3は、再利用のためのライブラリです。このプロジェクトは、D3のもっているパワーを利用して、一般的なチャートタイプを出力します。NVD3は、異なるデザインがはびこることを防いで制約をあたえると同時に、データビジュアライゼーションを始めたばかりの人にとって、はるかに簡単で親しみやすいコードを作成するため、私はこのアイデアをとても気に入っています。

NVD3

D3 Maps

地図製作に取り組むには、D3用の美しい地図生成ツールD3 Mapsがあります。たとえば、みなさんが「ヴィーフェル図法」の地図を作成しなければならなくなるかどうかはわかりませんが、もしそんな機会があるとすれば、このツールが最適です! D3 Mapsを使えば、非標準的な地図ライブラリ利用にメリットのあるプロジェクトで、とても簡単に地図を作成することができます。

D3 Maps

ツール

ここでは、よりオープンで柔軟な一般的なチャート作成ツールを紹介します。どれも、みなさんのワークフローやデザインで使えるツールであるとともに、生データに価値を提供しインスピレーションの源泉にもなるでしょう。

Wolfram Alpha

Wolfram Alphaは、サーチエンジンではなく知識エンジンです。Wolfram Alphaはあらゆるデータをプロットできます。「次の満月は」といった質問を訊ねると、基本的なビジュアライゼーションを返してきます。自分のFacbookアカウントについて訊ねると、Wolfram Alphaは数多くの興味深いチャートやグラフ、あなたのつながりや関心についてのデータを返します。Wolfram Alphaは汎用ツールではありませんが、大量のデータセットを扱って様々な方法で表現するすばらしい事例です。Wolfram Alphaブログに詳しい紹介があります。

Wolfram Alpha

Chart.js

Chart.jsは、デザイナーや開発者向けの美しいオープンソースのチャートライブラリです。数行のJavaScriptコードでcanvas要素内にチャートを描くことができます。ただしIEはcanvas要素をまるで扱えないので、IE8以下ではちょっとした対応を要するでしょう。Chart.jsは、基本的なチャートのタイプをほとんどカバーしていて、動作にはわずか20KBしかページ容量を増やしません。

現在のチャートやグラフの代わりになるものを探しているなら、これが答えになるかもしれません。

Chart.js

Processing.js

Processingのことを聞いたことがあるなら、それが一風変わった偉大なアニメーションとインタラクティブなパワーを持っていることをきっとご存じですよね! ProcessingがWeb用にJavaアプレットを出力することもご存じでしょう。いまでは、そのProcessingのすばらしさをJavaScriptでも使えます。

Processingは、驚くべきインタラクティブなデータビジュアライゼーションへの扉を開いてくれます。圧縮バージョンの容量は200KB以上ありますが、完全に機能するアニメーションツールと物理エンジンを提供しているのですから、まったく問題ありません!

Processing.js

Paper.js

長い間、Adobeのクリエイティブ・ソフトウェアをスクリプト制御する最良のやり方は、Scriptographerでした。現在それは、Paper.jsとしてWebに移行しました。Processing.js が数年の歴史を持っているのに対して Paper.js は新入りです。それでもこのライブラリには注目する価値があります。新しいといっても、このライブラリの起源は折り紙つきなのですから。作例をながめているだけで、きっとこのライブラリを活用したプロジェクトをいくつか着想できるはずです。

Paper.js

JpGraph

Google Static Charts の停止が迫ったとき、静的グラフ生成の需要を満たすものが存在しませんでした。手の込んだインタラクティブなチャートはすばらしいのですが、ベクター形式のSVGグラフだと、そのチャートをプレゼンソフトにコピーペーストすることがほぼ不可能です。ただ幸運なことにcanvas要素は、画像として書き出せてスクリーンキャプチャもできます。しかし静的画像が適している場合は、画像で始めませんか。JpGraphは、Google Static Charts の代わりとなるすばらしいツールです。PHPで書かれたサーバに設置するプログラムで、自由なライセンスをもつ JpGraph は、データビジュアライゼーション作成のツールボックスに加えておくとよいでしょう。

JpGraph

Circos

環状のダイヤグラムがお好み? ゲノム情報を扱っている? もしそうなら Circos がぴったりです! バイオデータのビジュアライゼーションという特殊な領域をこえて成熟した Circos は、いまでは大量のデータをコンパクトで円形のビジュアライゼーションへとしっかり詰めこむツールになりました。二つ以上の要素間のつながりを見せる、このような環状のビジュアライゼーションは、さっと眺めてパターンを見るには最適な手法です。

Circos

マッピング

前回の記事では、ビジュアライゼーションツールとして地図を使用するいろいろなツールを紹介しました。それらの多くは位置情報としての地図に焦点をあてていましたが、データの表現に使える地図の手法は他にもあります。これから紹介するツールは地図を使用しているものの、地図中の位置を直接あつかっているものではありません。

Open Heat Map

ヒートマップは、あるエリアである出来事がどの程度の頻度で発生しているのかを見せる地図を見事に描いてくれます。これは、気温や価格、事件の密度などの指標にも使えます。こうしたヒートマップを見せるには、十分な数学的知識と、既存の地図に独自の格子状のマップをレンダリングして追加する能力が必要です。Open Heat Map は、スプレッドシート書類を数学的に処理し、ヒートマップの格子をレンダリングするため、こうした課題をすべて取り除いてくれます。これは、最小の努力で、あなたのデータビジュアライゼーションのスキルを披露する格好の方法です。

Open Heat Map

Color Brewer

地図を使ったデータビジュアライゼーションを作成すると、最終的に配色選びの穴にはまってしまいます。最適なカラーパレットを選ぶことが難しいのには、いくつかの理由があります。みなさんは、閲覧者がどのようにデータを受容するのかをつねに想定しておく必要があります。しかし、印刷でも、白黒のデバイスでも、液晶スクリーンでも機能し、弱視や色覚異常の人でもわかる、あるいは誰もが違いを見分けられる十分なコントラストをもつ配色を正しく選ぶのは至難のわざです! Color Brewer では、あなたのプロジェクト特有のパラメータをいくつか選択することで、あらかじめ用意された基準をみたしているカラーパレットを提示してくれます。

Color Brewer

タイムライン

イベントデータをビジュアライズする最適な手法は、タイムライン上に表示することです。タイムラインを使うと、どのイベントが、いつ、どんな長さで発生したのかを特定しやすくなります。スケジュール管理から調査報道まで、イベントの記録をタイムライン上でビジュアルに見られると役立ちます。ここでは、手軽にスクロールやズームができるタイムラインを作成するツールをいくつか紹介します。

Timeline

Timeline は、MIT SIMILE プロジェクトの成果です。しばらく前から存在していて、たいへん堅牢です。JSON と XML の入力に対応していて、あらゆるタイムフォーマットから全てのイベントを書き出します。Timeline は、恐竜の歴史からスケジュール帳まで、あらゆる尺度を作成して実行できる簡単なビジュアライゼーションです。それぞれ連動していて個別にスワイプしてスクロールできる、おもしろい3段積み上げのタイムラインを作成でき、完全にカスタマイズ可能です。

Timeline

Here is Today

タイムラインは、時間上の多種多様な尺度や違いを見せるために使うこともできます。Here is Today は、つねに今日を起点とした相対的な時間をズームアウトしつづけるインタラクティブなタイムラインの好例です。シンプルに見えますが、データビジュアライゼーションデザインの良い側面をいくつか示しています。これは、閲覧者自身のペースで次に進めていけるインタラクティブなものですが、それぞれのステップでは相対的な情報だけを見せています。今日という日を、1ヶ月間のなかで位置づけ、次は1年間で、その次は1世紀間で、というように。閲覧者に全ての情報を一度に見せて圧倒させるのではなく、見る者にひとつの解釈だけを選びとらせようとしているのです。

Here is Today

Timeflow

Timeflow は、タイムベースのダイヤグラムをすばやく簡単に作ってくれます。ジャーナリストのために設計された Timeflow は、データを異なる方法でビジュアライズし隠された潮流をつかめるようにしてくれます。このプロジェクトはこの数年間更新されていませんが、試してみたい人に現在も提供されています。

Timeflow

もっと学習する

こうしたツールの先へ進むには、データビジュアライゼーションの世界の動向をつねに注目しておくことがポイントです。わたしが発見したそのための最良の方法は、未来と過去の両方を見ることです。デザインには、過去何百年ものあいだ幾度も洗練され選り抜かれてきた歴史があります。Webやさまざまなサイズの新しい機器といった新たなメディアを扱うときも、多くのデザインの基本原則はそのまま生き残ります。とはいえ、新しい研究や発見や、インターネットで失敗に終わっていることについても通じておく必要があります。ここでは、データビジュアライゼーションとデータを使ったデザインについて引き続き学習するためのすばらしい情報源をいくつか紹介します。

Data Stories

Data Stories は、インストールして毎日使うようなツールではありません。Data Stories は、この分野のすぐれた専門家が、彼らのワークフローやツール、プロジェクトについて議論するポッドキャストです。データビジュアライゼーションに本気で取り組んでいるなら、この業界の動向についていく必要があります。そのためには専門家から直接学ぶことにかなう方法はありません。

Data Stories

Data Journalism

スタンフォード大学は、データジャーナリズムの中核のひとつになりました。vis.stanfor.edu には、彼らが開発した Data Wrangler など多くのすばらしいツールがあります。さらにスタンフォード大学では、データジャーナリズムについての授業やビデオもあります。datajournalism.stanford.eduでは、オンラインでビデオを視聴でき、多くのツールや使用事例、ワークフローがどのように実世界の状況に実装されたのかを見ることができます。

[訳注]
スタンフォード大学のデータビジュアライゼーションチームは、ワシントン大学のインタラクティブデータラボへ移動しました。

Data Journalism

Teaching to See

インゲ・ドラックレイは、たいへん評価の高いデザイナーのひとりです。40年以上にわたって、彼女は今日の偉大なデザイナーたちにグラフィックデザインを教えてきました。最近、彼女は『Teaching to See』というショートフィルムを作りました。本気でデータを使ったデザインをやるのなら、座ってじっくり学んでおきましょう。

Teaching to See

習うより慣れろ

大規模データセットに入り込んでいけばいくほど、たんなるビジュアルな表示以上のものを理解しなければならなくなるでしょう。データをクリーンアップし、小さな部分へと刈り込むのに役立つツールを理解し、閲覧者が知るべきことを理解する必要があります。まずは、ここで紹介したデータのビジュアルな表現を作成するさまざまなツールを使いはじめることができます。それは、円や地図、そのほかのチャートやグラフになるでしょう。そのためには練習が必要になるので、ツールだけでなく学習の情報源についてもしっかりと紹介することにしたのです。データビジュアライゼーションに本気で取り組むなら、業界で何が起こっているのかを常に追いつづけて、カンファレンスのビデオをみて、関連するポッドキャストやインタビューを聴いて、すぐれた実践家によるデータビジュアライゼーションに関する読み物をすべて読みつづける必要があります。Eyeo Festivalのビデオは、この分野で活躍する人を視聴して学習をはじめるのに最高の場所です。

これらの多くのツールを自分自身のプロジェクトに実装するとともに、あなたの知識を共有することが重要です。データビジュアライゼーションは成長している分野なので、そのなかのどこかの部分では専門家になれるチャンスがあります。機会をみつけては、どのように結果を成し遂げて、失敗から学んだのかを他の人に解説するようにしましょう。


Brianは、ソフトウェア開発者。著書に『A Practical Guide to Designing with Data』(Five Simple Steps)。

DEVELOPMENTAL/オープントークvol.2「おもてなしのデザイン」を開催しました

2014年2月22日(土)、札幌市立大学サテライトキャンパスにてトークイベントを開催しました。
ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。

DEVELOPMENTAL/オープントークvol.2「おもてなしのデザイン」
プレゼンター:宮田雅子(札幌大谷大学)

はじめに、杉本達應(札幌市立大学)からイベントの趣旨説明を行いました。

プレゼンターの宮田雅子さんからは、理系、芸術系、文系を横断したご自身の経歴紹介をはじめ、多岐にわたる話題を提供していただきました。「美唄式あぜ道ピクニック」(2013年)と題した美唄市での地域活動のデザインでは、たんに外部の人を呼びこむという観光的な視点だけでなく、地域の人びとや学生たちとともに活動をつくりあげていることが紹介されました。さらに、これまでの近代デザインの歴史のふり返りと、宮田さんが提唱しているコミュニケーション・デザインのコンセプトである「おもてなしのデザイン」の解説がありました。「おもてなし」という言葉の起源には、「仲立ちをして場をつくる」という意味があり、コミュニケーション、共創の思想、一回性という3つの特徴をあわせもっているということでした。

後半は、チャートイットを利用して参加者のみなさんに「○○のデザイン」を考えていただき、最後に質疑応答をおこないました。

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あなたのかんがえる「○○のデザイン」は?

マウスを置くと一時停止します。

アンケートの集計結果

アンケートのご意見より

イベントの良かった点

  • スライド?を使用しており、自分の感想等が写し出され他の人の考えもシェアできたりとおもてなしのデザインを自分なりにまとめることができたと思っております。
  • 少人数で会場の広さもちょうど良かった。
  • 美唄のピクニックが楽しそうだった。
  • 「美唄式あぜ道ピクニック」の恊働事業に人づくり、まちづくりのヒントを感じた。
  • “おもてなしのデザイン”の概要、芯にあるものが見えてよかった。
  • わからないワードもたくさん出てきたように思いますが、先生の宮田さんの言わんとしていることは伝わってきました。色んなことを考えるきっかけになりました。
  • 参加者の意見を、その場ですぐに、全体に対して、見える化したこと。
  • デザインについて、考え方をよく分かったところがとてもよかったです。自分の見ている一面だけでなく、プロの方の見ている一面からお話を聞けるのは自分のためになるなと思いました。
  • 色んな年齢・職業の方が参加している点。講演を聞きにきている人から色々な意見があがっておもしろい。
  • 観光としてはなく、地域の人とのつながりの場をつくるというのは新しいまちづくりとして興味がわきました。Chart it!を使った共有が面白かったです。「デザイン」という概念はいろいろ応用できるかと思います。
  • 宮田さんの経歴を詳しく紹介してくださったことで、「理系の知」「文系の知」「美術系の知」という複数の分野から考えるのが大切だという話に説得力がありました。私は今、札幌市立大メディアデザインコースの学生ですが、他のコースも含め様々な分野の知識を吸収したいと思いました。
  • いろんな角度からの「おもてなし」がきけてよかったと思いました。
  • たくさんの人のたくさんの意見を聞けた点。
  • 札幌駅の近くにあり、便利。参加者にバラエティーがあったようです。
  • 「目に見えないものをデザインする」という考え方は興味深く、「○○のデザイン」という言葉の曖昧さ、前向きさ、面白さ等、その無限大のイマジネーションは、人と人をつなぐことをはじめ、問題を良い方向に向かわせるような、そんなイメージをも与えてくれる側面があるのかもしれないと思いました。新聞やネットなどで「○○・デザイン」という言葉が多用される度に、少なからず違和感や分かりにくさを感じていた自分にとっては、今日は良い気付きになりました。ありがとうございました。

改善したほうがよい点、気になった点

  • 特にございません。とても丁寧でわかりやすい話し方だったと思います。
  • 時間が短い気がする。もう30分あっても良いかな。意味不明な単語がいくつかありこまる。美唄についての活動の話を長くしてほしかった。
  • 素人でもわかる言葉を使ってほしい。
  • もう少し具体的な部分まで話を聞きたかった。(時間が短い→「Chart it!」ももっと広げられると良い)
  • 自己紹介は短く。「レイヤー」からで良かった。
  • リアル・プレイスに複数の人を集めることの意味が少なかったように思います。スピーカーと参加者が1対1でつながるだけ、あるいは他の参加者の意見を単に知るだけなら、ウェブ・コンテンツであってもいいはずです。テーマに沿ってスピーカーと「私」と他の参加者が相互交流できるようにデザインされてこそ、この場にふさわしい「おもてなし」のデザインではないでしょうか。
  • こういう形式の講演会であるのであれば、机とイスを前に向けて設置してほしいと思いました。
  • テーブルの配置。グループワークのように数人でやる作業などがないのであれば、このような配置にする必要はないかな、と思いました。前を見にくい形でした。
  • スライドや他の人との顔が見づらかったです。(首をねじらなければならない席なので)
  • キーワードとなる「おもてなし」ということばが突然でてきた印象もあったので、なぜ他の単語ではなく「おもてなし」にいきついたのかなどのお話もぜひお聞きしたかったです。
  • 内容がよくわからない広告だったので、その点は改善してほしい。テーブル毎にちょっとしたディスカッションがあればよかった。
  • 一般の人がいるので、横文字・専門用語は噛みくだくか言いかえた方がいい(例:レイヤー、コンテクスト)
  • 宮田先生ご自身が最も力を注いでおられることや、それに対する想い、今後のビジョン、これまでの活動(今回はピクニックのことなど)で、苦労されたこと、良かったことなど、情熱的なご意見も聞いてみたかったなと思いました。また、質疑応答で質問者の方に対する宮田先生の回答に気遣いや優しさを感じたので、そんな宮田先生ならではの「おもてなし」のエピソードなどももしあればご紹介いただきたかったです。

その他コメント、今後のイベントについて

  • デザインは専門外だと思っていましたが、今回のお話を聞いて案外自分にとって身近なものだと感じることができました。
  • お忙しい中、このようなイベントを無料で設けてくださりありがとうございました。普段デザインを学んでいない学生もデザインに接する機会ができたことに今後自分の制作に役立てていけたらと思っております。
  • あぜ道ピクニック事業の内容をもう少し掘り下げて話してほしかった。
  • 前回も参加しましたが、杉本先生のセミナーは斬新で刺激になります。来年度以降もセミナーの開催を期待しています。ありがとうございました。
  • 私も、民族学、社会学、宗教学、文化人類学を渡り歩いてきたので、共感できます。
  • 美唄式のピクニック、おもしろそうです! ぜひやってみたいと思いました。本日はおもしろいお話し、ありがとうございました。
  • 地域デザインについては興味があったので、もっと話を聞きたかったです。告知と話の内容をそろえることは難しいと思いますが、できればもっと、美唄プロジェクトについて聞きたかったです。
  • また機会があれば宮田先生のお話をお聞きしたいです。自分の経歴、学んだことから、なぜ今の活動に至ったのかというお話に興味があるので、他の方のそのようなお話をきいてみたいです。(スライドが見づらい机の配置だったので、ワークショップ等をやるのでなければ前向きにしてほしかったです…)
  • また別のプレゼンターの時に参加したいなと思いました。おもしろかったです。
  • 一般的なことでなくテーマに沿ったストーリーを展開してほしい。
  • 自分のような一般人も参加できるDEVELOPMENTALのイベントは、多彩なプレゼンターの方のおかげで、日常では考えの及ばない新しい考え方や、しくみ、技術などに触れることができることができる良い機会となっています。専門的でアカデミックなお話の中にも、その分野に通じていない自分にとって活かせる部分や気付きがあるのが嬉しいです。今後もそんな発見の多いイベントを期待しています!

なおアンケートでご指摘いただいたテーブル・レイアウトについてお詫びします。インタラクティブなセッションを予定しテーブルを配置していましたが、参加者同士の対話の時間を設けることができず、結果的に聴きづらい椅子の向きになってしまいました。ご迷惑をおかけしました。

さいごに、プレゼンターの宮田さんにはお忙しいところご登壇いただきありがとうございました。丁寧な質疑応答に宮田さんの「おもてなし」の精神を感じることができました。宮田さんは残念ながらこの春札幌を離れられますが、これからのご活躍を祈念しています。

【編集中】Works in Software Takes Command

第5章 メディア・デザイン

Painting with Light, a documentary by BBC, 1986.
David Hockney works with the Quanntel Paintbox.

Go! By Common. Kanye West, MK12 and Convert, 2005.

Good Is Good by Sheryl Crow. Psyop, 2005.

TV ad for Thomson Reuters. MK12, 2012.

Opening titles animation for television series Mad Men. Imaginary Forces, 2007.

Itsu by Plaid. Pleix collective, 2002

Don’t Panic by Coldplay. Imaginary Forces, 2001.

Title for The Inside. Imaginary Forces, 2005.

Nike – Dynamic Feet. Imaginary Forces, 2005.

Sodium Fox. Jeremy Blake, 2005.

Untitled (Pink Dot). Takeshi Murata, 2007.

Kartal Pendik, Istanbul, Master plan by Zaha Hadid, 2006.

One North, Singapore, Master plan by Zaha Hadid, 2001.

Yokohama International Port Terminal. Forign Office Architects, 2002.

Crystal World (after J.G.Ballard). Ann Lislegaard, 2006.

Bellona (after Samuel R. Delany). Ann Lislegaard, 2005.
リンク先に動画あり。

2014/2/22(土) DEVELOPMENTAL/オープントーク「おもてなしのデザイン」を開催します

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プレゼンター: 宮田雅子(デザイナー/札幌大谷大学)

司会・進行: 杉本達應(札幌市立大学)

日時: 2014年2月22日(土) 16:00-18:00

会場: 札幌市立大学サテライトキャンパス
[札幌駅南西・北4西5・アスティ45ビル12階 電話 011-218-7500]

参加費無料。事前申込不要。どなたでもご参加いただけます。
Facebookご利用の方は、ぜひイベントページで参加登録してください。

デザイン思考、ソーシャル・デザイン、コミュニティ・デザイン、サービス・デザイン……近年、「デザイン」という言葉が、商業デザインを超えて多様な領域で使われるようになりました。

今回、札幌を拠点にユニークなデザイン実践を展開されている宮田雅子さんをお迎えし、 広がる「デザイン」の意味をラディカルに問いなおします。キーワードは、「おもてなし」。

宮田さんは、たんなる地域振興や観光開発ではないデザインとして「美唄式 あぜ道ピクニック–これが美唄のおもてなし」(北海道美唄市)等をプロデュースしています。こうした活動事例を通して、「おもてなしのデザイン」とは何か、「おもてなし」と「サービス」の違いなどについて話題を提供していただき、参加者のみなさんと話しあう機会にしたいとおもいます。

宮田雅子(みやた・まさこ)
札幌大谷大学芸術学部美術学科専任講師。
武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業。凸版印刷株式会社でセールスプロモーション企画に従事後、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。東京芸術大学美術学部先端芸術表現科助教を経て、現職。
専門はメディア・デザイン。デザインとメディア論の間を往復しつつ、プロジェクトやメディア実践などを手がける。共著に、『メディアリテラシー・ワークショップ:情報社会を学ぶ・遊ぶ・表現する』(東京大学出版会)など。

主催・お問い合わせ先:
札幌市立大学デザイン学部メディアデザインコース 杉本達應研究室
sugi (at) media.scu.ac.jp
*「DEVELOPMENTAL」は杉本達應研究室の研究プロジェクトです。

『メディア技術史―デジタル社会の系譜と行方』

2013年10月、飯田豊(編著)『メディア技術史―デジタル社会の系譜と行方』(北樹出版、2013年)が発行されました。

メディア技術史―デジタル社会の系譜と行方
飯田 豊 大久保 遼 木暮 祐一 柴野 京子 杉本 達應 谷口 文和 溝尻 真也 和田 敬
北樹出版
売り上げランキング: 16,931

本書は、書物や写真、映画などさまざまなメディア技術の成り立ちを学ぶためのテキストです。
杉本は、第8章(コンピュータ)、第9章(インターネット)、カバーデザインを担当しました。
目次の下に、立ち読み風連続ツイートを掲載しています。

『メディア技術史―デジタル社会の系譜と行方』
目次

第1章 技術としての書物―紙の本vs電子本への古くて新しい回答(柴野京子)
1.デジタルとアナログのかなしい対立
2.書物の技術を考える
3.活版印刷の発明と革命
4.グーテンベルクの銀河系—活字人間とデジタル人間のあいだで

第2章  写真はどこにあるのか―イメージを複製するテクノロジー(大久保遼)
1.カメラ・オブスキュラと〈写真〉の夢
2.ダゲレオタイプと鏡としての写真
3.カロタイプと複製技術としての写真
4.マジック・ランタンと語りのなかの写真
5.写真製版とマスメディアとしての写真
6.写真の現在へ—デジタル化と写真コミュニケーション

第3章  映画の歴史を巻き戻す―現代のスクリーンから映画の幼年時代へ(大久保遼)
1.遍在するスクリーン
2.マジック・ランタンとスクリーン・プラクティス
3.映像が動き始める
4.パフォーマンスのなかのシネマトグラフ
5.初期映画から現代のスクリーンへ

第4章  音楽にとっての音響技術―歌声の主はどこにいるのか(谷口文和)
1.ボーカロイドから考える音の技術とメディア
2.録音技術から録音メディアへ
3.レコード音楽のリアリティ
4.ボーカロイドの居場所

第5章  声を伝える/技術を楽しむ―電話・ラジオのメディア史(溝尻真也)
1.メディア技術の楽しみ方をめぐる歴史
2.メディアとしての電話の生成と変容
3.ラジオアマチュアたちの戦前/戦後史
4.新しいメディアの楽しみ方に向けて

第6章 テレビジョンの初期衝動 ―「遠く(tele)を視ること(vision)」の技術史(飯田豊)
1.「テレビジョン」の源流を訪ねて
2.二つの技術方式
3.「テレビジョン」の未来像
4.「テレビジョン」から「テレビ」へ
5.テレビの21世紀

第7章  ローカルメディアの技術変容―ミニFMという実践を補助線に(和田敬)
1.ローカルメディアとは何か
2.マスメディア型のローカルメディア
3.パーソナルネットワーキング型のローカルメディア
4.ハイブリッド型の「ミニFM」—関西のネットワークを事例に
5.他者関係を組み替えてゆくローカルメディアの可能性

第8章  文化としてのコンピュータ―その「柔軟性」はどこからきたのか(杉本達應)
1.コンピュータの多様な用途
2.コンピュータの歴史をとらえる支店
3.「超人」マシンの夢から、パーソナルコンピュータへ
4.コンピュータユーザの身体性—インタフェースの変遷
5.コンピュータの「柔軟性」はどうなるのか

第9章  開かれたネットワーク―インターネットをつくったのは誰か(杉本達應)
1.コンピュータネットワークの変遷
2.インターネットの自由な文化〈フリーカルチャー〉
3.ユーザとインターネットの関係を再考する
4.インターネットの豊かさの行方

第10章  手のひらの情報革命―携帯からケータイへ(木暮祐一、飯田豊)
1.場所を問わず、より多くの通信をさばけるように
2.携帯電話からケータイへ—端末のマルチメディア化
3.ケータイを学ぶ/ケータイから学ぶ

第11章  誰のための技術史?―アマチュアリズムの行方(飯田豊)
1.メディアの黎明期=「アマチュア」の時代
2.「アマチュア」の困難—専門家と非専門家の「乖離」
3.技術思想としての「アマチュアリズム」
4.再び「アマチュア」の時代?—インターネット上の創作活動をめぐって

DEVELOPMENTAL/オープントーク「メディア表現の未来を考える」を開催しました

2013年10月5日(土)、札幌市立大学サテライトキャンパスにてトークイベントを開催しました。
ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。

DEVELOPMENTAL/オープントーク「メディア表現の未来を考える」
プレゼンター:緒方壽人(takram design engineering)

はじめに杉本達應(札幌市立大学)から研究プロジェクト「DEVELOPMENTAL」の趣旨説明をおこないました。「包みをあける」というDEVELOPMENTALの語源にちなんで、今回のイベントは一方向の講演会ではなく、参加者のみなさんの頭に浮かんだアイデアや疑問をその場で共有する場にさせていただきました。
前半は、プレゼンターの緒方壽人さんから活動紹介をしていただき、後半は、参加者のみなさんどうしで対話していただき、緒方さんに寄せられた質問に回答していただきました。

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takram design engineeringのデザインエンジニア・緒方壽人さんの活動領域は大変ひろく数多くの事例が紹介されました。リーディングエッジデザイン時代は、ケータイのプロトタイプデザインから日用品のデザインに携わっていました。現在は、次世代カーナビ、スマートフォン・アプリ、紙を使ったナビゲーションシステム「ON THE FLY」、とらやのお菓子、Eテレの番組「ミミクリーズ」、アート作品、人工衛星のプロジェクト「ARTSAT」、有機EL照明の展覧会など、多くのプロジェクトに関わっています。

また、AXIS、IDEO、takramの3社が共同で実施している社会問題を解決しようとする活動「Collective Dialogue」や、ものづくりに関わる人全体が参加するストーリーウィーヴィングワークショップで使われているメソッドを紹介していただきました。

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ご参加いただいたみなさんからの質問や感想などを共有させていただきます。

途中で書いていただいた感想・ご質問

マウスを置くと一時停止します。

アンケート回答より

各項目をクリックして選択できます。

アンケートのご意見より

イベントの良かった点

  • 緒方さんの取り組みが何よりも楽しそう。
  • 考えるヒントを与えられた気がします。
  • アイデアメソッド、大変参考。
  • 緒方さんのアイデアメソッドは大変参考になりました。
  • アイデアが沢山ありました。
  • 作品事例やビジネスのお話しなど、内容が多かったところ。
  • 幅広い分野の中で活動されている、緒方さんのお話をスライドであわせてきけたことが良かった。
  • デザインとワークショップの共通点
  • デザイン面の話しがきけて良かったです。
  • 映像を見ながらの説明などわかりやすかったです。
  • 様々な事例や表現の方法論がきけて良かったです。
  • 色々なジャンルの色々な考え方が見れてよかった。
  • コメント用紙で合評がよかった。
  • ワークショップの具体的なスキルについて。
  • メソッドに関する話が自分でも活かせそうで良かった。
  • 雰囲気が和んでいて、楽しく参加出来ました。
  • 最後に、講師とコミュニケーションが取れたとこ。
  • いろんな人がいたこと。目的意識が高い人が多い。オープンなムード、緒方さんのプレゼン、ファシリテートもすばらしかった。
  • テーマがすごく良かったです! 個人的にも興味深いお話でした!!! 会場が駅前なのも便利で嬉しいです。

改善したほうがよい点、気になった点

  • 初めて聞く話でしたので(自分の中で)落とし所を探すのに必死でした。(笑)
  • イスの配置。
  • 声が聞きとりにくい。特に音と声がかぶると聞こえなかった。
  • 例が多くて、実例が多かったので何をえにして考えたり聞いたりした方がいいかもしれない。
  • 資料が欲しい。
  • 知らない人とにわかにお話しするのはやっぱりちょっと緊張しますので、アイスブレイク的なものなどがあったら有難かったかもしれないです。

その他コメント、今後のイベントについてのご要望

  • とても興味深かったです。また企画してください。
  • このようなイベントをどんどん開催してください。デベロップメンタルとして色々な人を招待したイベントをお願いします。
  • またこういったイベントを開いてほしいです。
  • デザインを学ぶ一人として今回のトークイベントはとても考えさせられ、勉強になりました。
  • No.2もして下さい。
  • ワークショップ形式にすると良いかも!
  • IDEOや他のメソッドについても詳細お聞きしたかったです。
  • 〔ご自身のお仕事である〕カフェには関係の無いテーマも実は関係していたりする事が多いと感じました。また参加したいです。
  • ぜひ、月1回くらいのペースでどんどんやってほしいです!! たいへん勉強になります!!
  • 過去に携わられたプロジェクトの紹介の際に、できればそのプロジェクト毎に悩まれた事や苦労された事、感動したエピソードなどもお話していただければと思いました。また、今回のトークイベントは、プロジェクトの紹介とアイデアメソッドに焦点があてられていたので、緒方さんご自身の哲学や今後のビジョンなど、エモーショナルな部分も是非お聞きしたかったです。また是非札幌におこしいただき、そのような部分についてもお話を聞かせていただければと思います。

今回のイベントは急遽開催が決定したため、十分な告知ができず、ご関心のあるすべての方にイベントのご案内が届かなかったかもしれなかったことをおわびします。それでも、多くのWebサイトにご掲載いただきました。ありがとうございました。

また、FacebookやTwitterでお知らせいただいたみなさんにも感謝します。

最後に、緒方壽人さんには、お忙しいなか札幌にお越しいただき、金曜日の特別講演、土曜日のDEVELOPMENTAL/オープントークと2日連続でご登壇いただき、ありがとうございました。

ストーリー・ウィーヴィング
渡邉 康太郎
ダイヤモンド社
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2013/10/4(金) 特別講演「デザインエンジニア」という仕事

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2013年10月4日(金)、札幌市立大学デザイン学部で特別講演を実施しました。
講師は、タクラム・デザインエンジニアリングの緒方壽人さんです。『「デザインエンジニア」という仕事』と題して、製品のプロトタイプデザインから、デザイン・メソッドをつかったワークショップまで、ご自身の活動内容を幅広く紹介していただきました。多くの受講生が活動内容の多様さに圧倒されていたとおもいますが、質疑応答が交わされて充実した講演になりました。緒方さん、どうもありがとうございました。

受講生のアンケートより感想を紹介します。

  • 仕事として見せていただいたようなプロジェクトをしている人、会社があることに驚きました。面白かったです。ありがとうございました。
  • プロジェクトの多さ、幅の広さにびっくりしました。最新の技術を美しく見せる取り組み(有機EL展示)がとても印象的です。今後のデザインに対して考え方が広がる講演でした。
  • 対象に対する歩み寄り方や考え方についていろいろ話があっておもしろかった! ものづくりの奥深さを感じた。
  • 「社会の問題をデザインで解決する」というスライドが印象にのこりました。ソーシャルデザインに興味があるので、その考えに沿っていると感じました。普段聞くことのできないプロフェッショナルな方のお話でとてもおもしろかったです。
  • 何かを発想する時の考え方のプロセスの重要さ。なんでもフィーリングでやってしまうクセがあるので、やはりしっかり考えることは大事なんだと思った。水筒が人工臓器につながるというのがとても印象的だった。
  • 「ものづくり」をする上でのプロセスがとても参考になりました。現在のことだけではなく、未来がどうなっているかや、自分の知らないような分野まで視野を広げていくことが大切なのかなと思いました。
  • 印象に残ったプロジェクトは傘と傘が重なり合ったときに虹色が浮かぶフィルムです。単純に「きれいだな」と思いました。ですが、傘同士が重なり合うような場面って、実際にはどんな時だろう…と少し考えてしまいました。私は現在、人と人をつなぐコミュニケーションについて少し興味をもっているので、そのように考えを自分の中で発展させたりしてみるのもおもしろかったです。きっと、傘同士が重なり合うような2人はとても親密なんだろうなと思います。本日はありがとうございました。
  • 卒制に向かうにあたって、意気込みなど考える参考になりました。製品コースの学生は聞くべきだと強く感じました。
  • ストーリーウィーヴィングのお話がとてもためになりました。
  • 「タンジェントスカルプチャー」が柔軟な発想ができそうで印象に残りました。
  • Storyweaving、Tangent Sculpture のお話が興味深かったです。特に語り方でとらえ方が変わるのはおもしろかったです。

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2013/10/5(土) DEVELOPMENTAL/オープントーク「メディア表現の未来を考える」を開催します

プレゼンター:
緒方壽人(takram design engineering

日時:2013年10月5日(土)  14:00-16:00
会場:札幌市立大学サテライトキャンパス[札幌市中央区北4条西5丁目アスティ45ビル12階 電話 011-218-7500]

参加費無料・どなたでもご参加いただけます。

情報技術が発達し、便利なデバイスを身につけ、デジタルな表現に接することが日常的になりました。こうしたなか、アートやデザイン、製品開発などの領域で、新しい表現やものづくりの方法論に注目があつまっています。デザイナーやエンジニアといったクリエイティブに関わる人は未来に向かってどのような役割を果たすべきでしょうか。

今回、デザインエンジニアの緒方壽人さんをお招きして、これからの表現やものづくりの可能性について一緒に考えます。緒方さんが所属するtakram design enineering(タクラム)は、インタラクティブ・アートからソフトウェア、ハードウェアまで幅広い製品を手掛ける東京のクリエイティブチームです。従来独立していたデザインとエンジニアリングの領域を横断したプロジェクトは、どのようなプロセスで生み出されているのでしょうか。「Habataki」(コニカミノルタ有機EL照明)、「音めがね」デザインあ展)、「ミミクリーズ」(NHK Eテレ)、「ARTSAT」(芸術衛星プロジェクト)など実際の事例をもとに、新しい時代の「ものづくり」や「表現」の考え方や方法論について、参加者のみなさんとともに考えていきたいとおもいます。

緒方壽人(おがた ひさと)
takram design engineeringディレクター/デザインエンジニア。東京大学工学部卒業。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒業。リーディング・エッジ・デザイン、オン・ザ・フライ設立等を経て2012年よりtakram参加。ソフトウェアからハードウェア、アートからデザインまで幅広い領域で活動し、「NTT DoCoMo OnQ」でiFデザイン賞、グッドデザイン賞金賞など受賞多数。多摩美術大学非常勤講師。

参考記事
大人が子どもに戻るアート 緒方壽人×五十嵐健夫対談 (CINRA.NET)

プログラム
進行:杉本達應(札幌市立大学)
14:00 開会のあいさつ・趣旨説明
14:20 トーク+ディスカッション「メディア表現の未来を考える」
15:50 まとめ・閉会のあいさつ

主催・お問い合わせ先:
札幌市立大学デザイン学部メディアデザインコース 杉本達應研究室
sugi (at) media.scu.ac.jp
*「DEVELOPMENTAL」は杉本達應研究室の研究プロジェクトです。

Information is Beautiful Awards受賞作にみるデータビジュアライゼーションの秀作

ロンドンのライターでありデザイナーでもあるDavid McCandlessは、さまざまなデータビジュアライゼーションの作品集Information is Beautiful(リンク先はサイト)を出しています。

Information is Beautiful
Information is Beautiful

posted with amazlet at 13.09.02
Collins (2013-02-14)
The Visual Miscellaneum: A Colorful Guide to the World's Most Consequential Trivia
David McCandless
Harper Design
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タイトルが違うのでまぎらわしいのですが、『Visual Miscellaneum』『Information is Beautiful』(イギリス)の米国版です。内容はまったく同じなのでご注意! 日本語版は出ていません。

彼は、市場調査会社カンター(Kantar)とともに、データビジュアライゼーションのコンテストInformation is Beautiful Awardsを主催しています。

このコンテストの2012年度の受賞作にデータビジュアライゼーションの秀作がそろっていますので紹介します。

CNN Home & Away

最優秀賞(Most Beautiful)・データジャーナリズム部門金賞
制作:Stamen

cnn home and away

Home & Awayは、アフガニスタンとイラクで戦死した米国人の死亡場所と出生地をマッピングしたCNNのスペシャルコンテンツです。アフガニスタンでの死者約3600人、イラクでの死者約4800人がマッピングされています。ふたつの戦争にアメリカが払った大きな代償が見えてきます。モノクロームの地図の上に戦死者の顔写真がカラーで浮かび上がります。一人ひとりの名前をクリックすると、出生地や死亡場所、死亡の状況が記載されていて、追悼メッセージを書き込めるようになっています。

Notabilia

インタラクティブビジュアライゼーション部門金賞
制作:Moritz Stefaner, Dario Taraborelli, Giovanni Luca Ciampaglia

Notabiliaは、Wikipediaで削除依頼されたページごとの議論の過程を樹状に可視化したインタラクティブなビジュアライゼーションです。対象のページは、削除するか存続するかの議論が長く続いた100ページ分の議論の流れです。1本の枝が1ページをあらわしていて、枝の長さが議論の長さです。削除か存続かの意見表明によって、枝の色とカーブの向きが変わります。枝のかたちは、賛否が拮抗していると直線状、連続した賛否が交互にあらわれるとS字状、全員一致の場合はらせん状になります。

the deleted
こちらは、削除が決まった100ページ。

the kept
こちらは、削除されずに存続・統合・リダイレクトが決まった100ページ。

制作ツールは、FlashFlareFDT。サイトに掲載されている静的グラフは、Tableauで制作されています。 ビジュアライゼーションの入力元のデータセットは、Google Docsで公開されていて自由に使用することができます。

Information graphics in context

データビジュアライゼーション部門金賞
制作:Peter Ørntoft

Information graphics in context:難民と移民は、宗教的シンボルを身につけていることの是非に焦点をあてたグラフィックです。データはデンマーク人を対象とした調査結果です。テーマとなっている宗教的シンボルの写真と色分けしたデータを組み合わせて見せています。


イスラムのスカーフ


十字架


ヤムルカ(キッパ・ユダヤ帽)

Cover mania

インフォグラフィック/インフォデザイン部門金賞
制作:Michele Mauri

Cover maniaは、年別にカバーされた楽曲のオリジナル・バンドを示した時系列のビジュアルです。リボンの色がオリジナル・バンドをあらわし、幅がその年に発表されたカバー曲の数です。各年のリボンは曲数の多い順に上から並んでいます。全体を通じてもっともカバーされていた緑色のリボンはビートルズ。2位以下は、ボブ・ディラン、クイーン、スティーヴィー・ワンダー、ローリング・ストーンズと続いています。データソースは、サンプリング・カバー曲のデーターベースサイトのWhoSampled

Afghanistan – What is the true cost of war?

モーション・インフォグラフィック部門金賞
制作:Peter Jeffs, Tom Stevenson

Afghanistan – What is the true cost of war?は、イギリスがアフガニスタン戦争に費やしている多額の予算を見せた動画です。モノクロームの色調を背景に、アフガニスタン国旗の赤・黒・緑の3色で構成しています。元政治家で反戦団体Stop the War代表のトニー・ベンの力強いナレーションの後ろに流れている緊張感あふれる音楽は、ブライアン・イーノ。

The Antimap

ツールおよびWebサイト部門金賞
制作:Trent Brooks

Antimapは、データビジュアライゼーションのためのオープンソースのツールです。データを記録するスマートフォンアプリAntimap Logと、データ分析とビジュアライゼーションをおこなう2種のアプリ:WebアプリAntiMap SimpleとデスクトップアプリAntiMap Videoで構成されています。スノーボード、スキー、自転車、ドライブ、ジョギングなどの活動中に位置や方角、スピードなどのログをスマートフォンアプリで記録し、保存されたCSVデータを分析できます。

Antimap SimpleはHTML5/ProcessingJS、AntiMap VideoはopenFrameworksで開発されています。

参考情報

ここで紹介したのは、最優秀賞と各部門の金賞です。すべての受賞作はこちらをご覧ください。なお現在、2013年度のコンテストが作品募集中です。締切は2013年9月13日。なお応募には、エントリーフィーがかかります。

ちなみに、2012年は市場調査会社ニールセン(Nielsen)も、同社提供のデータを素材としたビジュアライゼーションのコンテストを開催していました。

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